最近すごく思うのだがテレビを見ていると「あれ?この前劇場公開されたばかりじゃん!この映画!」という状況がよくある。先日もこの記事「ロボとーちゃんが早くもテレビ放送されるwwwクレヨンしんちゃん」を書きましたが特に邦画は映画館で公開されてから、1年も待たずにテレビで放送されているものがある。
今夜4月24日の金曜ロードショーでも“早くも”実写映画「寄生獣」が放送されようとしている。
この「寄生獣」については本当に、
「もう寄生獣テレビでやんの?!!!!」
と大きな声を出してしまった。超楽しみなのは言うまでもありませんが。
ちなみにまだDVDで言えば新作に入ってくる。
当然価格も落ちず高いwww(↓リンク先参照)
どうしてこんなに映画館での公開からテレビ地上波放送までの期間が短くなってきているのか?その原因は一体何なのか?迫ってみたいと思います。
「寄生獣」映画公開からテレビ放送までの期間
まずこの「もう寄生獣テレビで放送されるの?!」と声にまで出してしまった、「寄生獣」を例に考えてみたいと思います。
「寄生獣」が映画館で公開されてから、テレビで放送されるまでの期間はなんと・・・
146日!!!
なんと5ヶ月弱!!半年も経たずにテレビ放送されてしまうという驚愕の事実。いくらなんでも早すぎると思ってしまうみなさん、そうです、「寄生獣」テレビ放送は早すぎるのです。
なんでこんなにテレビ放送まで早いのか?
映画がテレビ放送されるまで早い理由
こんなに映画がテレビ放送までの期間が短縮されている原因の一つには、映画館と広告事情が関係してきます。
まず確認しておきたいのは、映画館が儲かっていない!映画館の売上は低迷してきているということ。これは単純に私たちが映画館まで足を運んで映画を見なくなってきているということを指しています。
それがなんで映画のテレビ放送までの期間短縮に繋がるのか?もうわかる方も多くいると思いますが、
わかりやすく言うと「2部作映画の前編映画をテレビ放送して、後編映画は映画館で見てくれ!」という単純で超チカラ技であるのだ。
「最新作の公開を記念して!!」とかナレーションでリリコあたりが言っていそうだが、そういう理由では全く無いのである。宣伝である。
事実「寄生獣」も4月25日から続編が公開され、その宣伝なのだ。明日の映画館は大繁盛なのだ。
「寄生獣」がもし後編公開前日の今日に前編をテレビ放送しなかったら、また染谷くんをバラエティ番組やらに出演させまくりの宣伝しまくりということをしなければならない。それより、後編公開前日の今日「寄生獣」をテレビで放送しておけば、前編を映画館で見た以外にもテレビ放送を見た人の集客も映画館は見込める。この爆発力はすさまじい。
こういったことも考えると映画業界は、2部作、3部作と作って前作はテレビで放送して客を増やす!これ以上にいい宣伝はありません。
まとめ
実写映画「寄生獣」が4月24日の金曜ロードショーでも“早くも”テレビ放送される。映画館での公開からテレビ放送までの期間は驚愕の146日で半年を待たずにテレビ放送される。それには低迷する映画業界が関係し、より効果的な宣伝を考えるとテレビで前作を放送して、最新作の宣伝とする。こういうカラクリがあったのだ。
おりこうさんな視聴者は明日映画館にダッシュしているのである。
それにしても実写「寄生獣」のテレビ放送は早すぎるよなw